私が写真を撮り始めた頃は、カメラに付属していた50mmの標準レンズでお花などを撮影するには良いのですが、風景を撮影するには画角(撮影できる範囲)が狭く、ダイナミック感が足りませんでした。
やがて、星の撮影もするようなってきて35mmのレンズや24mmから16mmのレンズを手にいて、とてもダイナミックな写真が撮れるようになったときには、とても嬉しい物でした。
しだいに、カメラの性能が良くなり、画像もだんだんときれいになり、夕焼けに朝焼けなどもある程度は満足のいく写真が撮れるようになり始めた2013年に、リコーから発売されたのが360度カメラです。
発売は、まだどのような代物かわからず、2014年発売のRICOH THETA m15が初めての購入でした。
シャッターボタンをワンクリックするだけで前後左右上下360°すべての撮影ができてしまう画期的な物でした。
価格は、3万円〜4万円と現在販売されているスタンダードな新機種とほぼ同じで、ホワイトバンス、シャッタースピード、ISOの調整も、ほとんど現行の機種と同じで操作なども同じかと思います。
撮影後には、すぐにスマートフォンで確認ができてグルグルと回転をするようにしてみたときには感動いたしました。
アングルなども考えること無く今居る空間すべてが、ワンクリックで撮影できたのです。
さらに、ISOやシャッタースピードを調整して天の川を含めた写真を撮影することなどもできましたし、動画にしてYouTubeなどにアップすることもできました。
ポケットに収まってしまうような、小さなボディと小型のレンズであまり期待もしておりませんでしたが、とてもきれいな写真がとれました。
雄大な美ヶ原の景色を家でも楽しむ事ができますし、操作もとても簡単ですのでおすすめです。