初夏から秋にかけて美ヶ原牧場には牛が放牧されます。
山本小屋ふる里館から王ヶ頭ホテルの間の遊歩道の両脇にひろがる牧場には、多くの牛が放牧されて草を食べたり昼寝をしたり牧歌的なのんびりとした風景がひろがります。
よく見る白と黒の牛(ホルスタイン種?)の他に、真っ黒い黒毛牛や全身茶色のジャジー種などが仲良くしています。
牛に触ってはいけませんが、歩道脇の柵から見ているとすぐ近くまで近寄ってきたり、時には柵から顔を出して、私たち観客を見ているような時もあります。
すくすくと育っている牛は、とても大きくて近寄ってくると怖いように感じることもありますが、くりくりっとした大きなかわいい目をしていています。
いつもはのんびりと歩いているように見える牛たちも、ときには走る姿を見ることがあり、しかも意外と走るのが速いのです。
また、昼間の景色は遠くに山並みが見えたりして爽やかな草原の景色を楽しめますが、日の出の頃や夕焼けの頃にはとても幻想的な景色を楽しむ事ができます。
季節によっては、月と牛たちのシルエットや茜色に染まるきれいな景色を見ることもでき、美ヶ原ならでの美しい景色を見ることもできます。