夕方から、遊歩道を歩いたり林道を走る車中から短い足で素早く走る狸(たぬき)を見かけることがあります。
走っている姿や、イラストなどを見ると丸い体に短い足と尾のように見えますが、実際には足も尾も長いようです。
走るスピードや逃げる時の速さを考えると、見た目以上に長いと理解ができます。
驚く事に、遊歩道で見かける狸は人間に慣れてきているのかかなり近づいても逃げること無く餌を探しています。
夕方、少し暗くなってから草原を走っている姿を見かけてしばらくすると穴を掘ったり草をかき分けるかのように餌を探す姿を見かける事があります。
狸の生態は・・・
狸は、イヌ科タヌキ属の動物で主に山野に住む動物ですが、最近は里山や都市部でも見かけることがあるようになりました。
広島の宮島に行った時、日中なのにフェリー乗り場から参道の間で歩いている姿を見かけたことがあります。
餌は雑食性で、動物の死骸や植物、種子などを食べるそうで得意ではないそうですが木に登って実を獲って食べることもあるそうです。
里山や都市部に住むタヌキは、残飯なども食べることがあるそうです。
狸には面白い習性があり行動範囲の中に「ため糞」という糞を溜めて自分たちの生息範囲を守ったり仲間の狸との情報交換をする様です。
もし、田畑や庭先などにこの「ため糞」を見つけた場合はすぐ対策をした方が良いそうです。
狸は、イラストやアクセサリなどでみてカワイイ動物だと思っている大違いのようですね。
狸と出会ったら
狸は本来とても臆病な動物で驚いただけでも気を失ってしまうようで、俗に「タヌキ寝入り」と呼ばれる方法で天敵から身を守るそうです。
遊歩道などで見かけた場合も、むやみに近づいたりしたりせず望遠レンズで撮影するなどそっと見守ってあげましょう。