美しの塔

美ヶ原は、かつては広い草原で霧が原因で遭難されることが多く、昭和29年10月に霧鐘(むしょう:濃霧の時などに遭難を防ぐためにならす警鐘のこと)を備えた避難所として造られました。

資材は、三城側から背負って持ち上げられたり、天秤棒で山本小屋から水を運んで造られたようです。
翌年の昭和30年からこの塔の前、安全を祈る行事が行われるようになりました。

今でも、毎年4月25日にこの塔の前で開山式が行われ、安全を祈り続けておられます。

昭和58年に改築され、今の姿になりました。
地元で採れる鉄平石で造られており、高さ6.6mと少し高くなりました。
壁面には、山小屋の建設や登山道の整備に尽力された山本俊一翁のレリーフがあり、美ヶ原のシンボルとなっております。

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