王ヶ鼻はとても景観が良い場所なのでよく行くのですが、足下や岩をよく見ると板を何枚も重ねたように見えます。
これは、板状節理(ばんじょうせつり)と呼ばれる構造の岩石のようです。
私は勉強中で定かでないですが、美ヶ原は火山の噴火が広がってできた説や、海底火山の噴出物で形成され説、地殻変動で隆起したなどの記事を見るのですが、これらによって地形ができた時、岩石に入った割れ目が板状で、板状節理と呼ばれるそうです。
節理とは
節理とは、マグマなどが流れ出して固まったり、地殻変動の際につくられる規則性のある割れ目のことを言うそうです。
節理には、次ぎのような種類があります。
1 柱状節理
岩盤の露頭(上部の見える部分)などに、規則正しく柱の様に割れ目が発生するそうです。
柱は、6角形や4角形など不規則で、東尋坊や立山が有名です。
2 板状節理
マグマなどが流れ出して固まったり、地殻変動の際にズレるような形でつくられる規則性のある割れ目で板のようになってます。
上を歩くとカラカラ音がします。
平らな板状なので、鉄平石とも呼ばれてます。
3 方状節理
直方体状に割れ目が入って、ブロックを積み重ねたような形できれいな景観をなします。
長野県では、木曽の寝覚ノ床が有名です。
まとめ
美ヶ原林道を走行してくると、所々で岩石のきれいな模様を見る事ができ、描袴越レンゲツツジ群生地を越えると多く見られるよになります。
王ヶ鼻は、特に良くこの柱状節理の様子を観察することができます。
ルーペや拡大鏡などを持参すると楽しいです。
歩く時はスニーカーなど底の柔らかい靴では歩きにくいので、登山靴やトレッキングシューズなど、底面のしっかりした靴だと安心です。