夏の星空観察で注意したいこと

梅雨が空ける7月の終わりから、美ヶ原には星空を楽しみ来られる方が多くなって、夜遅くに遊歩道を歩かれる方を多く見ることがあります。


※イメージ写真

長野県には、最近に人気になってきた阿智村、八ヶ岳と星空を楽しめる原村や富士見に川上村、上高地や高峰高原など、多くの星空観光スポットがありますが、星空が360度広がる美ヶ原からの眺望は別格です。

気象条件が良ければ肉眼でも天の川を見ることができますし、夏の大三角形やはくちょう座、さそり座やてんびん座など多くの星座を見つけることができます。

しかし注意しなければいけないこともいろいろあります。

高原には、多くの虫がいますので、虫刺され防止剤は必須ですが肌に塗るタイプは良いのでしょうが、強力なスプレータイプは、自然界に放出されるので生態系を脅かすと言う方もおられるの、注意がいるのかもしれません。
通われている方には、成分が何かを調べてから使用されている人もいました。

そして、夜間の行動にはヘッドライトや懐中電灯が必用ですが、明るいと安心ですがその明るさに目が慣れてくると、夜景を見るときに目が慣れるのに少し時間を要するようになります。
暗いと、だんだん目が暗さに馴染んできて、夜目が良くなって星や夜景をきれい楽しめるので、ライトを消して少し目を慣らす時間を設けるくらい余裕のある予定がよいかもしれません。また、明るいライトは星や夜景を撮影している人の邪魔をしている場合もあります。

おすすめは、明るさを調節できるLEDライトで、赤色の発光ができる物ですとより便利です。
最初は、明るめのライトで歩き始めだんだんと暗くしていくと、夜目も馴染んできますし手元の荷物を見たりするときには赤色発光ですと夜目の影響も少ないそうです。

かなりマニアックなカメラマンの人から、スマホを見ていただけも映り込んで迷惑だと言われた人も多くいるようですので、トラブルに巻き込まれないようにご注意ください。

また、高原の夜は冷え込む日もありますので、ウインドブレーカーなど軽くはおれる薄いジャケットがあると安心です。

さらに、熊よけの鈴は必需品ですし、水筒やエナジーバーなども忘れないようにご準備をおすすめします。

美ヶ原に向かうビーナスラインや美鈴湖からの道路の周りには、多くの動物がいますので夜行性の動物が、夜間になると道路脇から飛び出して来る事もあります。
最近増えた、鹿は夕方になると道路を歩いていたりエサを捕食している姿を見うけることがあります。
スピードを出していると、急に止まれないですし、カーブを曲がって急に姿が見えることもあるので、ゆっくりと走行されるのが安全です。

準備しすぎて困ることはありませんので、忘れ物が無いようご注意ください。

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