塩くればの公衆トイレ

私が好きな風景のが塩くればの公衆トイレです。
少し離れてみると、まるで外国の風景かのように見える景色でアウトドア用品のカタログにでも利用されそうな雰囲気です。

写真は遊歩道から撮影したものですが、放牧の時期ですと牛さんと建物とがとてものどかでより素敵な風景になります。

無料で利用できるありがたいトイレで、建物が建造された年は不明ですが平成28年に整備されし尿分離などされるようになったそうで、高原の中にあるトイレで水などが潤沢にあるのでは無いのに、どの様な仕組みかを調べてみました。

トイレの仕組みは、バイオトイレという微生物(バイオ)の働きで排泄物を分解するようになっているそいうです。
便器の下の方(便槽)で、オガクズやピートモスなどの木質の材料と排泄物を混ぜ、それをバイオと呼ばれる微生物(好気性微生物)が分解をして、悪臭を軽減したり排泄物を分解したり水分を吸して、水がない場所でもトイレが設置できる仕組みだそうです。

便槽の中では、排泄物とオガクズと攪拌がされているようで、その有機物をオガクズ内のバイオが分解していて、定期的にオガクズは入れ替えが必要で処理能力を超えると匂いなどの原因になるようです。
攪拌の動力は、夜間には電気がつくので電気なのでしょうか。

この仕組みは、水の少ない場所や下水設備が難しい場所で多く利用されている仕組みのようで、海外ではコンポスティングトイレ(Composting Toilet コンポストトイレ)と呼ばれ、欧米でも広く普及しているそうです。

登山や観光に大切な施設で、皆で気持ちよく使えるように利用をしたいと思います。

入口にある男女の表示も、雄牛さんと雌牛さんのかわいいイラストで素敵です。

*冬季は利用できないのでご注意ください。

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