冬には、美しい霧氷や冠雪の景色など、とても美しい景色を撮影できますが、気を付けたいことが、いろいろとあります。
私も、何度も冬の撮影は失敗をしております。
この記事が参考になって、すこしでもお役にたてば嬉しいです。
1 バッテリーには十分に注意
気温が低いため、通常よりもかなり早くバッテーリが使えなくなります。
早い時には、通常の半分程度の撮影で終わってしまった事もあります。
必ず予備のバッテリーの持参と、充電器やモバイルバッテーリーの持参をおすすめいたします。
カメラが外部給電に対応しているようでしたら、モバイルバッテリーと接続をしての撮影も可能か試しておくと良いかもしれません。
2 レインジャケット・レインカバー
雨の日などにカメラを保護する目的のカバーですが、天候が変わりやすい雪山では、いつ気象状況が変わるか怖いので用意をしておくと安心です。
朝早い撮影時に霜がつくことの保護にも役立ち、袖口から手を入れていると風を避けて手がかじかむのを和らげたりもできます。
冬山にぴったりな防寒タイプの商品もあります。
3 レンズヒーター
結露を防止するためのヒーターで、レンズの曇りを防止したり本体が低温になる事を防ぐ事もできます。
価格も1,500円前後からとお手頃です。
■ トピックス
冬山でGoproを使うときにも、このレンズヒーターがとても役立ちました。
Goproの動作温度は、メーカーのHPでは -25~85℃ と表示されているので、屋外でタイプラプス撮影をしていたのですがいつも20分から30分ほどで止まってしまうのです。
気温は、-1~15℃位と仕様の温度内でしたので、最初はバッテリーかと思って大きな容量のモバイルバッテリーにつないで試したのですが、やはり止まってしまい残量をみたらまだまだ十分な残っておりました。
そこで、原因を調べ始めたところ、本体の温度が-20℃以下になることがわかりました。
風が強いので、それで冷やされてしまうようで、本体の温度が下がってしまうようでした。
通常は、動作の発熱で温度が上がるかと思うのですが、山頂の風は強く本体温度を下げていたようです。
そこで、レンズヒーターをGopro本体とモバイルバッテリーに巻いて撮影したところ、途中で止まることがなくなりました。
正しい使い方では無いと思いますので、必ず自己責任でお試し下さい。
また、発熱で思わぬ事故を誘発する可能性もあります。
必ず、安全に注意し、変化をチェックしながらお試し下さい。
機材もですが、冬の屋外は体の芯から冷え、手足の末端の感覚が無くなるほど冷えますの、しっかりと防寒具や滑らないようにアイゼン等のご準備もおすすめいたします。