美ヶ原につながる主要な道路「ビーナスライン」。
1963年(昭和38年)に蓼科湖まで開通し、1981年(昭和56年)に美ヶ原まで開通した、茅野市から蓼科湖、白樺湖、車山を経由して美ヶ原に続く全長76Kmの道路です。
名前の由来は、歌人伊藤左千夫の歌で蓼科山の姿を女神に例えたことに由来するようで、前線開通した際に一般公募で決まったようです。
開通当時は、有料道路で区間ごとに料金所がありました。
計画当時は、軽井沢と上高地を結ぶ大規模な観光道路の構想だったそうで、王ヶ頭にも繋がる計画だったようですが自然保護のため現在の形になったようです。
ビーナスラインと聞くと一本の道ように思いますが、いくつかの道路が続く観光道路です。
茅野市街地周辺は国道152号線、茅野市街地から白樺湖の間は長野県道192号線、白樺湖から霧ヶ峰の間は長野県道40号線、霧ヶ峰から和田峠の間は長野県道194号線、和田峠から美ヶ原の間は長野県道460号線と、1つの国道と4つの県道がつながって構成されてます。
また、ビーナスラインは八ヶ岳中信高原国定公園を通る道路なので蓼科高原や車山高原、白樺湖に七島八島湿原など多くの観光スポットがあり、春には新緑、夏には高原植物、秋には紅葉にと様々な観光を楽しむことができます。
天気が良い日には富士山を眺めたり雲海を見たりなど絶景スポットも多くあります。
ただ、残念な事に11月下旬から4月下旬までは七島八島湿原の駐車場から美ヶ原の区間が通行止めになりますのでご注意ください。