ニホンカモシカに遭遇

カモシカ崖場や山肌などで黒く大きな動物を見かけることがあります。

黒く大きな個体の場合もありますので、時々熊かと思ってびっくりすることもあります。

よくみると少しスタイルが良く、脚も細く頭をみると角が生えていてカモシカだとすぐにわかります。
カモシカは、長野県の県獣で国の特別天然記念物に指定されている動物です。

カモシカの生態は・・・

カモシカはウシ科ヤギ亜科カモシカ属 と何か難しい分類ですね。
たいへんおとなしい性格のようで、出会ってもじーっと動かずに見ているだけで吠えたり襲われるような事も無く、しばらく見ていると去って行き好奇心が強いようです。

地域によって毛の色や体格が違うようで、毛色は灰色や灰褐色、黒色に近い色などかなりの違いがあるようです。
長野県でよく見かけるカモシカは灰褐色か黒色の個体が多いかと思います。

角は鹿と違いかなり短く10〜15cm位で耳より短い個体もあるそうです。

体格は大きく、頭胴長(体長)130〜150cm、体高は60〜75cm位と大型に思うのですが、体重は30~40kg位でやはりスタイルが良い様ですね。
アスリートの鍛えられた綺麗な脚が良くカモシカのような脚と例えられるのも理解できます。
岩場などに立ている姿はりりしくも凜と美しさも感じるほどです。

またカモシカは犬のおしっこと同じように、木の幹にツノトギや眼下腺からの分泌物を擦りつけてマーキングをする習性があるそうです。

カモシカと出会ったら

カモシカは、特別天然記念物に指定されていて万一にも殺傷した場合は法律によって罰せられます。
出会って目が合っても、騒がずに静かに見守っていると自分から飽きてくると離れているそうで、静かに見守ってあげるのが良いそうです。
もし、死んだりケガをしているカモシカを発見した場合は、市町村の担当部署に連絡をするようにしましょう。

関連記事

TOP